またまた産科医不足問題
もう新聞で「産科医不足」の文字をみつけても、驚かなくなりました。あまりに日常的な話題すぎて、ブログで取り上げる気もしなくなりました。
が、この話題に関しては、ちと思うところあったので触れさせて頂きます。
隠岐病院産婦人科医不足問題: 派遣、来月以降も継続 最悪の事態回避へ--県 /島根◇医師と交渉中
隠岐病院(隠岐の島町、笠木重人院長)に県から派遣されているただ一人の産婦人科医の期限が4月末で切れる問題で、県は18日、派遣を5月以降も継続すると発表した。現在、相手と交渉中といい、隠岐が「産婦人科医の空白地帯」という最悪の事態は当面の間避けられることになった。
<中略>
同病院では年間140~150例の分べんを行い、5月以降に出産を予定している妊婦も約15人いるという。産婦人科医が隠岐から消えることで「このまま子どもを産めなくなるのではないか」との不安の声が島内に高まっていた。県はこれまで十数人の産婦人科医と交渉。18日会見した正林督章・県健康福祉部長は「厳しい労働環境だが、離島医療に対して理解と情熱を持った人が現れてくれた」と話した。【酒造唯】
ひとりで年間140~150件の分娩に対応するというのは、それは大変なことでしょう。24時間365日オンコールで、しかもそれだけ分娩件数があると、それなりに合併症なども起きるでしょう。今までの医師は49才とのことで、50才になったら出来ないな、と考えられたのではないかなどと、勝手な想像をしてしまいます。
で、最後の文章なんですけど。
「厳しい労働環境だが、離島医療に対して理解と情熱を持った人が現れてくれた」とのコメントですが、結局そういう労働環境って情熱で乗り切るしかないんですね・・・。
でも、情熱だけでやっていくのは大変ですよね。
やはり根本的な解決策を考えるべきかと思ってしまうのですが。
コメント
いつになったら、医師のボランティアに頼らないで医療をしようと考えてくれるのでしょうか?
あと、警察は医療事故を刑事事件にしないでいただきたい。
福島県には行くのをやめましょう!!
投稿者: ほんとう | 2006年7月21日 09:11