« ムッシュ イワンのパン | メイン | 医学会の声明と来週のカスペ »

2006年11月28日

産科手当

産婦人科医に手当支給へ
市立長浜病院が医師確保で

 医師不足が深刻な診療科の医師確保に向け、市立長浜病院(長浜市大戌亥町)は一月から、産婦人科医の勤務日数と出産業務に従事した回数に応じて、それぞれ特殊勤務手当を支給する方針を決めた。市は二十七日開会の定例市議会に関連の条例改正案を提案した。 (小池豊徳)

 日本産科婦人科学会などによると、昼夜を問わない勤務や医師数に対する訴訟件数の多さなどから、全国的に産婦人科医は減少している。このため総合病院などでは、診療科の維持に向け、医師の給与、手当の見直しなど処遇面の改善が広がっている。

 条例改正案では、産婦人科など医師確保が困難とされる診療科の常勤医師に対して、勤務一日につき上限一万円を支給。同時に、産婦人科医が従事する出産一件につき上限五千円を支給する。当面は勤務一日五千円、出産一件三千円とする考え。

 同病院の出産件数は年間約三百五十件。今年一月から産婦人科の常勤医師が一人減員となり現在は二人態勢。

 減員に伴い毎週木曜日の外来を休診し、婦人科の手術などにあたっている。土曜、日曜日にはアルバイト医師が待機している。

 同病院では「産婦人科医は毎日が待機している状態であり、勤務の実態に応じた手当は必要。このままでは産婦人科の維持も困難になりかねない」と、制度新設の理由を説明している。

 県内では公立甲賀病院(甲賀市)が昨年十月から、産婦人科医に月八万-十万円の産科手当を支給している。

前半の長浜病院における手当は、まあそんなに大したことでは無いですが、最後の2行。
産婦人科医である、というそれだけで、月8~10万の産科手当!
すごい。いよいよ真の絶滅危惧種という感じですね。

いや、傍観者になってはいけない。
そもそも、最近「ハイリスク分娩加算」が導入されたいきさつに、産科医への還元があったはずなので、どこの病院でも支給されてしかるべきなんですよね。
うちの病院も出して下さい。って今度言おう。

コメント

ハイリスク分娩加算ですか、そんなのがあるんですね。。 でも今のご時世だとすべての分娩がハイリスクになりそうな・・ (定義もあるんですよね?きっと)

でもせっかく加算がついても当事者たちにメリットなければ意味ないですよね^^;;