旅行中に読んだ本(1)40-翼ふたたび
今回の旅行中に読んだ本の覚え書き。
石田衣良氏の池袋ウェストゲートパークシリーズはそれなりに好きで、読みやすいことや爽快な読後感が南の島にもあう感じがして、いつも旅のお供にしていました(あと大抵、東野圭吾氏を一冊)。
ただ、最近の石田氏の本は、ただの文章の垂れ流しのような、構想を練って時間をかけて書いているとはとうてい思えないものが多かったので、旅本リストからも日常本リストからも外れていました。
でも、今度の本は40歳を題材にしたものだと言うし、もしかしたら面白いかも?といったちょっとした期待をもって、今回の旅に持参しました。
で、内容は。題名の通り40歳の主人公は、広告代理店を勢いで退社し独立したものの、仕事にも恵まれずパッとしない日々を送っている。しかしひょんな出会いから・・・ というものです。
一言で言うと、池袋ウェストゲートパークの四十男版!
以上。
いやいや。年代が近いからか、やたらと内容が陳腐というかご都合主義に感じられてしまう、というのが正直なところです。しかし書評を見ると悪くはないようで、たとえば男性には共感できるものなのかもしれません。
やっぱり石田衣良氏の小説は、しばらく買わないことにしよう。