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2004年10月22日

今週のHanako 〜女性外来

今週発売の「Hanako」の特集は、「病院が変わった!病気が変わった!」というものでした。
特に大見出しで「カラダが変!? と思ったら、 いま、「女性専用外来」が信頼できる  頑張る女性たちの体と心を女医さんが癒やしてくれます。」と。

女性外来・・・ 日本国内では千葉県で発祥し、その後急速に全国各地に広まった外来です。本来の意味は「女性特有の症状に対応する」もののはずですが、日本では殆ど「女性医師や女性スタッフによる女性のためのどんと来い外来」となっているようです。

しかし、女性外来なら信頼できるっていうのはどうしてなんでしょうか。確かに信頼できる女性外来はありますよ。ベテランのDrがしっかり話を聞いて、的確に治療するところはあります。でもね、未だに女性外来の定義はしっかりしたものになっていないので、そこでやっていることは病院によって大違いだと思うんですよ。担当している医師の専門も様々だし、中には次に行くところに振り分けるだけになっているところもありますよ。

そのような現状なのに、とりあえず「女性外来だったら信頼できる」と思わせるような内容を大見出しで断言してしまうのはどうかと思うし、それだったら「信頼できる女性外来の見分け方」を伝授するべきかと思うんですけどー。

このような雑誌の影響は非常に大きいので、その辺を考えて欲しいなとも思います。
まぁこのような意見はマガジンハウスに送るべきで、ここで遠吠えしてもしょうがないんですがね。