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2004年11月16日

Dr.コトー診療所2004

「Dr.コトー診療所」のスペシャルが先日放送されたので、RecPOTに録画して連続で見ました。

やっぱり泣いちゃいましたぁ。後編は。

この作品は原作の漫画も好きで全部読んでいるのですが、去年のドラマの時にも、ドラマの方が漫画よりも現実味があるな、と思って見てました。
というのは、原作のコトー先生は、どちらかというとどんなオペでもこなして、何でも治してしまう印象があるのですが(すべてでは無いけど)、ドラマの方はそうでもない。もちろん一般外科だけでなく脳外、心外、さらには整形のオペをひとりでこなしてしまうのは「あり得ない~」と思う部分もありますが、漫画に比べて完璧でない印象があると思います。

そこがすごく良いと思うのです。
例えば、以前やっていたドラマでも、妊娠中毒症の妊婦に対してどう処置をすれば良いかを昔の恋人(産科医)に聞き、母体搬送していました。漫画ではコトーが島で帝王切開して、しかも未熟児の赤ちゃんも助けるという内容でした。
そして今回の2004でも、脳出血を起こした昌代さんには重い後遺症が残ります。漫画では同じシーンは無いけれど(彩佳の家族設定じたい全然違うし)、こういう事はあまり描かれないと思うのです。

そして五島先生がタケヒロに言ったセリフ、
「僕だって苦しんでいる患者さんを前に、どうして良いか分からなくなることがあるんだよ。
だから僕はいつだって自分の心と闘っているんだ」
さりげないセリフですがグッと来ました。しばらく自分の心の支えにさせて頂きます。