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2005年9月 1日

分娩予定日

産科の外来をやっていて、だいたい一日に一回は聞かれること・・・ そのうちのひとつに、
「で、やはり予定日に産まれますか?」
というのがあります。
こちらが「それは分かりません」と言うと、「え!分からないんですか?」という方も居らっしゃるし、ダンナさんに「どうして毎週通わせて内診してるのに分からないんだ!」とつかみかからんばかりの勢いで怒られたりしたことも(注:いつ産まれるか知るために通ってもらってるんじゃないです・・・)。

そんなことを言われても・・・
やはり残念ながらいつ産まれるかは分からないです。
正直言うと、私だって知りたいです。それが分かれば、病棟のベッドコントロールも楽ちんだし(産科のベッド管理は本当に大変です、予定が立たないから)、「今日は予定日の人が居ないからガンガン飲もう」ということも可能。当直でも安心して眠れたり、また覚悟を決めたりすることが出来るかも知れないです。

そもそも予定日というのは、統計的に産まれる確率の高い日では有るかも知れないけど、産まれる予定の日では無いのです。虎ノ門病院のHPによると、実際に分娩予定日に出産した人は5.2%だったって書いてあります。(もっと論文とか示せとか言わないで下さいよ)

予定日は英語では expected date であって、scheduled では無いわけですから、日本語でもその辺が上手く表現できる単語だったら良いなぁ、と思ったりもするのですが。

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» 神のみぞ知る。 送信元 S.Y.'s Blog
mariboo's blog: 分娩予定日  「分娩予定日」として、40週0日が決められているけど、37週0日から41週6日は正期産なワケだから、いつ生ま... [詳しくはこちら]

コメント

まぁねぇ。予定帝王切開みたいに日付が決まっていれば(覚悟も決められるし)楽なんだろうけどね。
いつ来るか分からない陣痛と出産の不安と出産後の不自由(?)を考えると知りたいよね。

私は外来では、「いつ生まれるかは神のみぞ知るところです」と言ってます。

>yukin  まぁ、知りたいですよね。妊婦さんの気持ちも分かります。だけど、わからないですよね…

>SYせんせい 実際には私も「赤ちゃんにしか分からないんですよね…」と言ってるんですけど、時に納得が得られないこともあり… 先生のように「2,3日で産まれるでしょう」と豪語しちゃうこともありますね、確かに。

オヒサです~
わたしも良く聞かれる事ですが。。
「お母さんのお腹の中が気持ち良いんだろうね~
いつ産まれるかは赤ちゃんに聞いてみないと分からないしね~」と言ってます。。

以前、予定日超過で5日間誘導して頑張ったけど産まれなかった人。。
次の日、今日がダメなら帝王切開かなーってスタッフ間で話していると
「今日は産まれるらしい。そう感じるの!」と産婦さん。。
どんなに誘導しても産まれなかった人が「ポロン」と産んだ瞬間。
不思議な物を感じました。

私は逆に,担当の先生に「予定日ぐらいに産みたいよねぇ?」と聞かれちゃったです。年末近かったせいかなぁ。別にかまわなかったんだけど。予定日過ぎると産休がふえる~なんてアホなこと考えてたり・・・

>shiorinさん おひさです♪ 確かに、そういうことって私もありました。不思議ですよね〜。

>ぼっち 年末のせいかもしれないけど、もしかしたら「予定日までには産んで欲しいなぁ」という心の叫びかもしれん。予定日過ぎると胎盤機能が下がるからねぇ、毎日ビクビクして生きてるんですよわたしたちって…

>「今日は予定日の人が居ないからガンガン飲もう」ということも可能。

これはおもしろかったです。考えてみれば妊婦さん一人一人は自分の出産の心配だけしていれば終わりですが産科医にとってはこれは日常の問題ですものね。当地では年末年始に出産がないように「調整」したりする医師もいるらしいです。もちろんそうでない医師が主流ですが・・・。

>ふらんすさん 年末年始の調整は、以前は頻繁に行われていたようですけど、最近は行われませんねえ。世の中の流れは「自然に、そして安全確実に」となっており・・・ムニャムニャ・・・