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2005年12月 9日

夜間や休日の出産が当番制になったら・・・。

陣痛促進剤:適正使用徹底で国に申し入れへ 被害者の会

 陣痛促進剤の副作用の被害者でつくる「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表、愛媛県今治市)は9日、医師による不適切な使用が続いているなどとして、適正使用の徹底や産科医療体制の見直しを厚生労働省に申し入れる。

 陣痛促進剤による子宮破裂などの被害が相次いだため、旧厚生省は92年10月、初めて医師向けの添付(説明)文書を改訂して注意喚起した。

 しかし、92年10月~今年9月にかけて同会に寄せられた情報をもとにした実態調査では、全国で少なくとも子ども100人、母親27人の計127人が陣痛促進剤の副作用で死亡していた。同会の02年12月までの調査では、死亡は子ども86人、母親22人の計108人で、その後も被害が続いていたことが分かった。

 元看護師の出元代表が被害者や家族から聞き取り、カルテなど関係書類を精査し、促進剤の影響と認めたものを集計したが、把握できていない被害症例も多数あるとみられる。

 出元代表は「正しい使用法の徹底は当然だが、『分娩は救急医療』と位置づけて、夜間や休日の出産は地域で当番制を設けるなど工夫すれば、不要な促進剤使用が減るのではないか」と話している。【宇城昇】

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陣痛促進剤というのは、適所で慎重に使えば、かなり良い薬です。最近は不要な促進剤使用というのはだいぶ減っている印象なのですが、実際のところは・・・私にも良くわかりません。
ま、それはまた別の機会にでも語ることとして。

引用記事最後の方にある代表のコメント・・・「夜間や休日の出産は地域で当番制を設ける」というところにちょっと驚きました。
この言葉通りのことを行うとなると、たとえば夜間や休日に陣痛がきたら、その妊婦さんはまず地域の当番医を確認(広報誌などで)し、そこに電話。で、場所を調べつつ向かい、お産をする・・・という流れになる訳ですよね。
バースプランも何もあったもんじゃ無いですねー。その日の当番医がゴージャス産院だったら、分娩費が60万円くらいかかっちゃったり。母乳でいきたくても当番の産院が母乳に力入れてないとか、母子同室にしたくても別室とか、あるいはその逆もあり得ますし。担当医や顔見知りの助産師が居ないばかりか、当日までどこで産むかわからないという。
うーん、限界にきている産科医療、そこまでいっちゃってみるのもある意味良いのかも・・・
でも、産婦さんにとっては、かなりきつい話だなぁ。

コメント

逆パターンですが、今、バイトしているゴージャス産院の妊婦さん、他の産院でお産なんてことになったらメチャメチャ怒ると思うわ。豪華な食事とお部屋を期待してお産にのぞんでいるのに。
 ちなみに、当直のご飯もおこぼれにあずかってゴージャス食なので、それが目的でバイトしてます。

ゴージャス産院でお産予定の人は、確かにいきなり小汚いところでお産することになったら、それはそれは怒るでしょうねぇ。