« 地上波デジタルの不具合? | メイン | また産婦人科医逮捕・・・っておい! »

2006年6月20日

労働環境

産科医、厳しい労働くっきり 厚労省研究班が調査
2006年06月18日15時08分

 産科医は週61時間労働で、当直は月17回、休みは年50日――。そんな労働実態が、厚生労働省の研究班の調査で明らかになった。ほとんどが当直明けもそのまま続けて働いており、調査を担当した杉本充弘日赤医療センター産科部長は「かなり厳しい状況で、産科の救急診療体制は崩壊しつつある。集約化や地域の助産所との連携などの対策が必要だ」としている。

 昨年10~12月、産科または周産期医療を掲げる全国の473施設(26大学病院、208一般病院、166診療所、73助産所)から回答を得た。これらの施設の04年の出産総数は計16万4227人で、全国の出生数の14.8%を占めていた。

 産科医の週平均労働時間は61.0時間。大学病院65.1時間、一般病院59.5時間、診療所60.0時間だった。当直回数は月平均16.7回で、大学病院5.2回、一般病院6.6回に対し診療所は21.7回と多かった。96.9%が当直明けに継続して勤務していた。

 年間休暇は平均50.4日で、それぞれ57.9日、68.9日、38.6日だった。リスクが高い出産は大学病院などに集中しやすく、単純に比較はできないが、労働実態の厳しさが浮かび上がった。

 常勤医師の平均は大学病院7.5人、一般病院3.5人、診療所1.4人。「さらに必要とする人数」を聞いたところ、それぞれ3.1人、1.5人、0.5人との回答だった。出生数などから推計すると、全国で常勤医師が2720人足りない計算になる。

すみません。私、今こんなに働いていません。
でも確かに大学病院にいるときは、これ以上やってたかな。当直の平均が月17回というのは・・・。

産婦人科が特別に忙しい仕事とは思ってませんけど(若手が選ばないくらいには忙しくてハイリスクですよ)、何歳になっても当直がついて回る、という点は小児科と並んで割と特殊なのではないかと。内科・外科は自分の知る限りでは高齢の先生はあまり当直しないですね。(待機はあり)
産科はおじいちゃん先生になっても当直をしなければならないので、当直中に電話の音などで脳出血を起こして帰らぬ人に・・・という様な話は、どこの病院でも聞く実話です。