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2005年7月 7日

女医の産みドキ

研修医の広場という掲示板で、こんな発言がありました。

◆ 研修医の広場 ◆

女性研修医で子供を産みたいと思っている人は
どうしたらいいのですか?

2年間 今までより歳をとり、
生物学的に適正な時期を過ぎて行くのみです。
医師であるからこそよくわかる事実です。
2年間色々しても、数年しなければすぐできなくなります。
色々しても、何一つ満足にできません。

ほう、なるほど。研修医で子供を産みたい・・・
女医でお母さんにもなりたい人がいつ子供を産むか、というのは以前からの永遠のテーマですね。

以前からの主流は、「とりあえず丁稚奉公の数年間はガマン」→「ある程度落ち着いたところで妊娠」というところでしょうか。
このパターンを狙うとすると、最初の研修2年間は高齢出産のリスクを上げるだけの無駄な期間ということになるんですかね。

でも最近はいろいろなパターンが出てきて。
中でもこれは良いなと思ったのは、「学生時代に子供を産んでおく」というもの。学生時代に結婚を誓う彼が居ないと無効ですけど、絶対に母になることを優先するんだったらこれはなかなか良いと思う。私の後輩にも何人か居ます、そういう人。
今までの研修制度だと5年生か6年生で産むと子供に手がかかる頃に研修医になっちゃって、しかもストレート制の研修医はすごく大変でしたから、その時は大変そうでしたけど。でも現制度では2年間は当直も週一回程度で、しかも定時帰宅しても良いんですよね。子育てに最適なのでは。

あとは出来ちゃったもん勝ちで、研修中に妊娠するのも良いですね。件の発言のコメントにもあったけど、まぁ一つの科をお休みするくらいで出産出来るでしょう。産後に自分や子供の調子が悪くても比較的簡単に休むことが出来るかも知れないし。

でもその期間に妊娠することが難しかったら、やっぱり以前からの主流にならうことになるんでしょうけど。2年間延期するのは辛いかも知れないけど、ローテでまわった産科や小児科の知識が、もしかしたらちょっとだけ役に立つかも知れないですね。

とかいうと、「この制度の被害を被ってない人にはわかんないですよ」って言われるかも知れないですけど。
最近は研修医のうちから「妊娠を考えている」って公言しちゃって良いんだ、時代も変わったなー、とも思ったりもするわけです。そんなに上級生じゃないんだけどなぁ、私も。