ジェネレーションギャップ
我が病院の手術室には、有線放送がひいてありまして、手術中には大抵、何らかの音楽がかかっています。中には、無音を好む先生もいらっしゃって、静けさの中で手術が行われていることもあるそうですが…。
で、帝王切開などで患者さんの意識があるときは、患者さんの好みに合わせるのですが(リラックスして頂く意味もあり)、全身麻酔の時には術者の好みが優先されることが多いです。
この間、若いドクターと手術をしたときに、なんとなく「80年代」のチャンネルにしていると… 自分でも感動するくらいイントロですべての曲が分かるじゃないですか。
「私、すごい!」と思いつつ、助手の若者ドクターを見ると、ガーン。一曲も分からないらしい…
「だって僕、松田聖子もリアルタイムで殆ど知らないですから。」
と言われました。
もうそういう世代が医者なのだなぁ〜。と、ちょっと感慨深くなってしまったりするのでした。