120人
「ある産婦人科医のひとりごと」によると、2年間の臨床研究の後に産婦人科を選んだ人は、全国で120人程度らしいです。
単純計算すると、1県あたり2人くらい、ということになろうかと思いますが、東京都内の大学で10人以上の入局者が居る大学が3大学あって、京大も10人と書いてあるので、それ以外の所に行く人はトータルでも80人・・・。
少ないですなぁ。
それに対して、辞める人は多数。産婦人科は医者も少子高齢化が深刻化しているので、お年を召されて現役引退される先生がかなりいらっしゃると思われます。
あと産科医の今後を儚んで転科する若者も結構居るし。
あーあ。
2ちゃんに「産科医絶滅史」というスレがあって、その中に「辞めたい」という替え歌を発見。あまりにもリアルすぎて全然笑えなかったです。
ホントに絶滅するかも知れないなぁ。
自分自身、この間もかなり危険な常位胎盤早期剥離があって、プチ鬱ですよ。
しかし、割と大きめの医局に入れて貰ったので、一人医長でお産をするような羽目には余程のことがない限りならないと思う。それだけでもかなりマシ。
だから、都市部に後期研修医が集中してしまう気持ちはとてもよく解ります。
コメント
なんだか輪をかけるようで申し訳ないのですが、フランスでも先日足に重度の障害があった子供の親が医師らを相手に訴訟、結局エコグラフィーで異常が見つけられなかったことが医療ミスと認められて医者側が敗訴しました。この判例を受けて大手保険会社が産婦人科医の保険付保を拒否することに決定。なんでも医師のミスにしてしまうのは日本だけの傾向ではないようです、残念ながら・・・。
投稿者: ふらんす | 2006年2月 7日 23:40
致死性の骨形成異常で中絶可能な時期までに気づかなかったとか、帝王切開してしまったという事なんでしょうか。その判決よりも、産婦人科医の保険給付を拒否というのが衝撃です。それはキツイですね。日本もそうなるかも・・・。
投稿者: mariko | 2006年2月 8日 17:55