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2006年3月20日

思っていたよりも多い?

4月からの新産婦人科医の数。120人だとか、いやもっと減って80人だとかいろいろ噂されていましたが、実は210人も居るんですって。2003年度の415人からほぼ半減とはいえ、思ったよりも多そうで良かったです。
ただし東北はかなり厳しい状態とのこと・・・。
そして気になるのは、このアンケートが1月に行われたものらしいこと。あの事件の前ですから。現時点では何人なんでしょう。全然減っていなかったら素晴らしい話ですけど、そのようなことは無いのでしょうねぇ。

あと、弘前大3年連続ゼロってことですが、昨年と一昨年は臨床研修医制度の開始に伴い、たぶん全国的にゼロだと思うんで、ちょっと意味合いが違うと思います。なので、3年連続ゼロのところはたくさんあると思います。

以下、記事を引用。

弘前大産婦人科教室への入局者3年連続ゼロ(2006/03/19)
 弘前大医学部産婦人科学教室(旧・医局)への二〇〇六年四月の入局予定の医師がいず、〇四年度から三年連続で入局者ゼロとなる見通しであることが、十八日分かった。東北六県の大学医学部でも、入局予定者は合計で、わずか八人にとどまる。激務や医療訴訟の多さなどが背景にあり、産婦人科医不足はますます深刻な状況になっている。

 同日、弘前市で開かれた青森県臨床産婦人科医会で、弘前大の横山良仁講師が明らかにした。
 それによると、東北地方の医学部がある六大学の産婦人科学教室への〇六年四月の入局者見込みは、福島県立医科大が最多の四人、岩手医科大は二人、秋田大と山形大はそれぞれ一人。弘前大と東北大はともに三年連続で入局者がゼロだった。
 全国的にみても、産婦人科へ入局予定の医師は二百十人。〇三年度の四百十五人と比べ、ほぼ半減する。また約三分の一が首都圏の大学に入局する見通しで、都市への偏在に拍車がかかる。
 十八日の医会には約七十人が出席。医学生や研修医、医師の代表者が「産婦人科医獲得を目指して」をテーマに意見を発表した。
 医学生は「忙しくて訴訟が多いというマイナスイメージが大きい」、「(産婦人科は)学生時代の実習で広く学ぶことが困難で、興味を持つことができない。改善が必要」と訴えた。医師からは「地域の偏在は何もしなかった厚生労働省のミス」、「安心して働くことができる環境をつくることが大事だ」と指摘した。

コメント

こんにちは
昼休みにお邪魔しています。

この産婦人科や小児科受難の時代に、これほどたくさんの方が産婦人科を志望されていることは喜ばしいことですね。

東北は厳しいとのことですが、地域での格差はどうなっているのでしょうか?
きっと、九州も厳しいのでしょうね(悲)

>befu先生
別報道によると、九州は14人だそうで、東北地方よりはましですかね。
しかし東京都だけで70人以上と、かなりの偏り方ですね。
男女比も気になりますが・・・