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2006年7月20日

またもやニセ医者

放射線技師が無資格診療
埼玉県警が再逮捕、他人の免許で10年勤務

 医師資格がないのに、実在する医師の名前をかたって医療行為をしていたとして、埼玉県警は20日、さいたま市北区日進町、診療放射線技師片岡啓輔容疑者(67)(有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕)を医師法違反(無資格医業)容疑で再逮捕した。

 調べによると、片岡容疑者は2003年夏から今年6月にかけ、医師の資格がないのに、同市大宮区天沼町の「天沼整形外科内科」で視診や問診などの医療行為を患者に行った疑い。

 関係者によると、片岡容疑者は1996年ごろ、同医院を経営する医療法人に就職した際、関西地方に実在する男性医師の医師免許証のコピーを提出、この医師の名を名乗り、10年間、医療行為をしていたという。県警は、履歴書などを偽造した容疑で、6月末に片岡容疑者を逮捕していた。片岡容疑者は整形外科を担当し、ここ数年は院長として、他の医師が不在の時には小児科や内科などでも診察し、患者や職員の間では「院長先生」で通っていたという。

 片岡容疑者は、関西地方で約30年間、診療放射線技師をし、その間に診療方法を覚えたという。同医院は7月3日付で閉院した。

 医療法人理事長は、「無資格だとは知らなかったし、通常、ありえないことだ」と話している。
(2006年7月20日 読売新聞)

前回のニセ医者と違って、常勤で働き、特殊性の高い整形外科で院長先生と呼ばれる状況にまでなっていたと。すごいですね・・・。
ニセ医者、探せばもっと居たりして。
医師免許を何とかしないといけないかも知れませんね。コピーでOKというのは変なのかも知れない。

コメント

整形外科、ちょろいと思われそうです・・・ orz... (そうかもしれないけど)

だけど、これ理事長本当に知らなかったのかなぁ??
自分が雇うときに(理事長も整形だろうに)話とかしないのかなぁ??
そんなものなのかなぁ。
不思議ですねぇ。

他科の先生と話していたんですが、「医師免許持っていても、私たち整形は出来ませんよね!」という意見が大半でした。
ちょろいなんてありえないですよ。
関節穿刺とか、見よう見まねで出来るもんですか?とても不思議です。

天沼整形外科で受診したものです。確かにおかしい院長でした。職員というか受付の女性と看護婦はもっと変でした。ニセ医者のしたで働いていたとはどんな心境でお暮らしのことか。結構はやっていたんですよ…これが不思議と。
まったく整形外科ってそれなりにやってけるものなんですね。
今考えても恐ろしいことです。

この事、先週初めて知りました。私も受診してました。もともとはそこと近い病院に行ったんです。外科だと思って。でも看護婦さんが「この傷は整形の方がきれいにくっつく」と。でも整形のDr.がオペ中、「天沼整形外科なら」と勧められちゃったんです。今考えると笑えますが。結局その傷は縫わずに消毒と塗り薬と数回の通院で一応治癒。縫われなくてよかったというか・・・縫えませんよね?さすがに。

いや、縫合とか注射もしてたらしいですね。・・・怖い・・・。

職員まで一緒になってたらやっぱりわからないのかもしれませんね。。。
穿刺にしても膝ならできなくはないと思うんです。ただ方向を考えてとか位置を考えてとかになると日頃関節鏡や人工関節の手術とかで解剖学的なものを見てないと難しいと思うし・・
まぁ、レントゲン撮るのはもちろんうまいでしょうけど^^;;
ただ、技師さんだと骨折か骨折じゃないかくらいはわかるとしても診断、治療(シーネ巻いたり縫合したり)とかはわからないと思うんですよね。普段診察室にはいないでしょ?逆に看護師ならある程度わかると思うけど・・
僕らは「骨折がなさそう」な患者を「大丈夫」(一応骨折の可能性は話すものの)というのが一番難しいんです。特に相手が子供さんだと・・ 
しかも「小児科や内科まで」って・・・・ 
おそろしいです・・・・ 自分は頼まれたら真っ先に逃げ出しそう。。。

でも、数年前から院長の経歴とか待合室に貼らないといけなかったと思うんですが・・そういうのも全部捏造したんですかね??(努力目標だったかもしれませんが・・)

こういうのはほんとひどいですよね。

これはひどいなぁ。