« 2006年12月 | メイン | 2007年2月 »

2007年1月31日

DSで、ミステリー。

世間では「世界樹の迷宮」が大人気のようですが、あいにくダンジョンはドルアーガ(ドルアーガの塔というひたすら塔を上っていく名作ゲームがかつてあった)の時代から苦手なので、手を出せません。
しかしミステリーっぽいのはポートピア(ポートピア連続殺人事件というドラクエより前に出たエニックスの名作。掟破りの結末で終わる)の時代から好きなので、「DSで、ミステリー」とコマーシャルされている「ウィッシュルーム 天使の記憶」というのを始めてみました。
Nintendo DS のソフトらしく、タッチペンを駆使していろいろな謎解きをしていくゲームです。

そうですね・・・。
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
でもこれって大人のミステリーなんだろうか。現在4章ですが、もうちょっと頑張って続けてみます。

ウィッシュルーム 天使の記憶
任天堂 (2007/01/25)
売り上げランキング: 3

2007年1月26日

とうとう初公判

福島事件(福島県立大野病院の医師逮捕事件)の初公判が、とうとう始まりました。

私たちがこの事件および裁判に重大な関心を持つわけは、いつ自分が同じ立場に立たされるか分からない、という切迫した思いがあることが大きいと思います。
分娩や手術に関わる限り、どんなにきちんと注意深くやっても逮捕されるリスクから逃れることは出来ません。
逃れるには、医療をやめるしか無いのです。いわば立ち去り型サボタージュです。

すでに多くの人が、リスクのある患者さんを早期に手放したり、なるべく分娩・手術に関わらないようにしたり、という消極的なサボタージュを始めていると思います。
このままではリスクのある診療をする人が居なくなってしまうでしょう。
この流れが加速するかどうかは、この事件の行方次第です。

福島産科事故:被告産婦人科医、起訴事実を否認 初公判で
弁護人とともに入廷する加藤医師(左)=福島市の福島地裁で26日午前9時45分、今村茜写す

 福島県立大野病院(同県大熊町)で04年、帝王切開手術中に女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた同病院の産婦人科医、加藤克彦被告(39)の初公判が26日、福島地裁(大沢広裁判長)であった。加藤被告は「死亡や執刀は認めますが、それ以外は否認します。切迫した状況の中で精いっぱいやった」と起訴事実を否認した。

 冒頭陳述で検察側は、応援を呼ぶべきだという先輩医師の事前のアドバイスを被告が断ったことや、胎盤はく離開始5分後の血圧降下など大量出血の予見可能性があったことなどを指摘した。

弁護側も冒頭陳述を行い、明白な医療過誤とは異質と指摘。胎盤はく離は現場の裁量で、事後の判断は結果責任の追及になると反論し、産科専門家の意見も聞いていないと捜査を批判した。

 起訴状によると、加藤被告は04年12月17日、帝王切開手術中、はがせば大量出血するおそれがある「癒着胎盤」であると認識しながら、子宮摘出手術などに移行せず、手術用はさみで胎盤をはがし失血死させた。また、医師法が規定する24時間以内の警察署への異状死体の届け出をしなかった。【町田徳丈、松本惇】

 ◇被告 落ち着いた声で書面読み上げる

 「1人の医師として患者が死亡したのは大変残念」。初公判で加藤被告は起訴事実を否認する一方、死亡した女性に対しては「心から冥福を祈ります」と述べた。黒っぽいスーツを身につけ、落ち着いた声で準備した書面を読み上げた。

 加藤克彦被告が逮捕・起訴されて休職となり、昨年3月から県立大野病院の産婦人科は休診が続いている。同科は加藤被告が唯一の産婦人科医という「1人医長」体制。再開のめどは立たない。

 隣の富岡町の30代女性は加藤被告を信頼して出産することを決めたが、休診で昨年4月に実家近くの病院で二男を出産した。女性は「車で長時間かけて通うのも負担だった」と振り返る。二男出産に加藤被告が立ち会った女性(28)も「次も加藤先生に診てもらいたいと思っていた」と言う。

 一方、被害者の父親は「事前に生命の危険がある手術だという説明がなかった」と振り返る。危篤状態の時も「被告は冷静で、精いっぱいのことをしてくれたようには見えなかった」と話す。

 病院の対応にも不満がある。病院側は示談を要請したが父親は受け入れず、05年9月の連絡を最後に接触は途絶えた。昨年11月に問うと、病院は「弁護士と相談して進めていく」と答えたという。「納得できない。娘が死んだ真相を教えてほしい。このままでは娘に何も報告できない」と不信感を募らせる。【松本惇】

 ■「通常の医療行為」の結果責任追及 医師界に危機感

 この裁判では、加藤被告を逮捕、起訴した捜査当局に、全国の医師から強い批判の声が上がっている。背景には、通常の医療行為で患者が死亡した結果責任を、医師個人が追及されているのではないかという危機意識がある。医師の刑事責任を負うべき判断ミスか、1万例に1例といわれる「癒着胎盤」のために起きた不幸な事故か。医師法で届け出義務が課される異状死の定義があいまいという指摘もあり、裁判の展開を多くの医療関係者が注目する。

 最大の争点は「癒着胎盤」のはく離を中止すべきだったかどうか。検察側は「癒着胎盤と分かった時点で大量出血しないようにはく離を中止し、子宮摘出に移行すべきだった」と医師の判断ミス、過失ととらえる。これに対し、弁護側は「臨床では止血のために胎盤をはがすのは当然で、出血を放置して子宮を摘出するのは危険」と通常の医療行為だと主張する。

 このほか、癒着胎盤の程度や大量出血の予見可能性なども争点となる。

 日本産科婦人科学会の昨年12月の発表によると、06年度(11月まで)に同会に入会した産婦人科医は298人で、2年間の臨床研修が課される前の03年度の375人から2割程度減少した。同会の荒木信一事務局長は「産科医の過酷な労働状況や訴訟リスクに加え、大野病院の事故が減少に拍車をかけた」と分析している。【松本惇】

毎日新聞 2007年1月26日 12時00分 (最終更新時間 1月26日 13時33分)

2007年1月25日

ひこにゃん人気

“ユルキャラ”「ひこにゃん」大人気…ファンサイトも

ひこにゃん 最近は地方都市にご当地キャラがいて、総じて“ユルキャラ”と呼ばれる。滋賀県の彦根市が3月21日から開催する「国宝・彦根城築城400年祭」に合わせて選定した「ひこにゃん」=写真= は地元では大人気だ。

 絵本など多数のグッズが作られ、ブログやファンサイトも。東京のイベントに出張すれば、追っかけの女性ファンらが殺到するというユルキャラ界の超大型新人といえるのだ。

 今回は25日から30日まで東京・日本橋の高島屋で開催される滋賀県物産展「大近江展」のキャンペーンで夕刊フジ編集局を訪問。同展では、近江牛の「ほほ肉の和風煮込」や「琵琶湖産ほんもろこの姿焼き」など、東京で手に入らない近江の珍味などが多数販売される。会場にはひこにゃんも登場。癒やされたい方は訪れてみるニャン?!

ZAKZAK 2007/01/24

ちなみに→国宝・彦根城築城400年祭
ひこにゃん満載デス。

ひこにゃんとは、井伊の赤備えのカブトをかぶった猫をモデルにし、彦根や彦根城の「ひこ」と猫の鳴き声「にゃん」をかけあわせ、子どもさんから高齢者までの皆さんに親しんでいただくため、ひらがなにしたご当地キャラだそうな。

いっそ、400年祭の後は産科医募集専用キャラとして残しては如何でしょう・・・。
(彦根市立病院についての記事は、つづきの方で。)

 3月下旬から医師が1人になり、これまで通りの出産ができなくなる彦根市立病院(同市八坂町)産婦人科の機能存続を求める女性たちでつくる「彦根市立病院での安心なお産を願う会」が18日、市内で街頭署名に取り組んだ。

 同市長曽根南町のショッピングセンター「パリヤ」の入り口2カ所にメンバーら10人が立ち「彦根市だけの問題ではありません」と約1時間にわたって呼び掛けた。

 署名は医師確保などの手だてを尽くすよう求める嘆願書に添え、嘉田由紀子知事と獅山向洋市長に提出する。この日までに知事あては240人、市長あては278人分の署名が集まったという。会は2月中旬までに、8000人を目標に署名活動を続ける。

 代表の高居涼佳さん(33)は「用紙を持ち帰り、署名の取りまとめに協力してくれる人もいるなど、予想以上に反響がありました」と話していた。

 (築山栄太郎)

■民間診療所産婦人科医…医師確保の必要性説く

 彦根市立病院が分娩(ぶんべん)を休止すると、湖東地域で唯一の出産を取り扱う医療施設となる民間診療所「神野レディスクリニック」(同市中央町)の神野佳樹院長(50)は「このままでは年間300-400人は市内で産めなくなる」と、医師確保の必要性を説く。

 診療所では年間700例以上の出産を取り扱っているが、市立病院の診療制限が明るみに出た年明けから予約が殺到。5月末までは新たな予約を断っている状況だ。

 神野院長は「年間100人までなら何とか増やせるが、それ以上は無理」と窮状を説明。「2カ所以上の医療施設が地域にあり、合併症や妊娠中毒症などリスクの高い妊婦は総合病院、低い人は診療所と振り分けられる体制の維持が必要」と訴える。自らも滋賀医大などに市立病院への医師派遣を働き掛けているという。

 市立病院が開設を検討している「院内助産院」については「医療体制が整った病院が積極的に取り組むなら意味があるが、医師が足りないという理由で開設すると、何か起こったときに誰も責任が取れず危険」と話した。

 (築山栄太郎)

2007年1月21日

きらきら研修医(第2回)を見た。

小西真奈美主演のドラマ、「きらきら研修医」。いわゆる医療系ドタバタコメディです。
そういえば以前「研修医ななこ」というドラマをやっていたときに、視聴者から「患者が不安になります」というクレームが来たようだけど、今回は大丈夫なんだろうか。

第2回と第3回は産婦人科! ということで、見ました。
ま、当然ながら一言言いたくなるところはいっぱいあるんですが、それはいいです。

第2回のテーマは産婦人科研修、というよりは糸結びですね。
あちこちに糸を結んで練習するところはリアルだったかな。自分も白衣のボタンとか電話のコードにたくさん結びましたよ。
そういやって自分なりにいっぱい練習して、うさこ先生みたいにやっぱり帝王切開で、突然
「じゃ、結んでごらん。」
と言われて。
第一助手の所に立ってドキドキしながら一回結んでみたら・・・
「ダメダメ。退場。」
って言われたんだよなー。
ホント懐かしいです。

せっかくドラマで産婦人科をテーマにするんだから、次回は産婦人科の「婦人科の部分」もアピールして欲しいですけど、無理ですかね。

2007年1月20日

ちりとり鍋 大島@恵比寿

王様のブランチなどで見て以来、ちょっと気になっていたちりとり鍋「大島」に行ってきました。
ここは元ドロンズの大島さんの店とのこと。電波&雷波少年懐かしいわ。人気店らしく予約の電話も鳴りっぱなしでなかなか入れないようですが、大島さんもわざわざ一般客に挨拶しにまわってくれるし、店員さんも店内に気を配っていて、好感触でした。

ちりとり鍋は、ちりとりのような浅い鍋、というかほぼ鉄板でモツと野菜を煮込んで食べるもの・・・らしい。
なかなか美味しかったです。
しょっちゅう食べたい、というよりは、しばらくするとまた食べたくなるような、ちょっと不思議な鍋ですね(悪い意味じゃなくて)。
お腹いっぱい食べて、ふたりで約7000円でした。

今回私たちは予約なしで入れちゃいましたが、基本的に予約必須のもよう。
渋谷区恵比寿西2-11-8 2F
TEL 03-6804-5899

[map:渋谷区恵比寿西2-11-8:N]

2007年1月17日

レシピ本

レシピ本を買うのが好きです。本屋に行っても必ず料理のコーナーをこらしめます。
料理、得意でも好きでもないのに(というか、料理しなくても生きていけるように医学部に入ったのに)、不思議。

で、最近気に入っているのは行正り香さんの本。
調味料の配合が理系っぽくて感覚が合うし、ワインに合うようなメニューも多いのです。
ワインに合わせるレシピを集めた本もあるし。

ワインパーティーをしよう。
行正 り香
講談社
売り上げランキング: 5013

中に出てくるエッセイもなかなか良いと思います。

妹さんのブログも発見しました。こちらも面白いです。
ちはるのお笑い日記

2007年1月15日

馬プレ

お知り合いのブログでも取り上げられてましたが。

馬の里・遠野市、常勤医確保へ馬のプレゼント作戦

 医師不足に悩む岩手県遠野市は2007年度から、同市にある県立遠野病院に勤務する医師に、乗用馬をプレゼントすることを決めた。

 馬産地としての魅力を生かし、医師確保につなげるのが狙いだ。

 遠野病院は産婦人科の常勤医が02年4月から、06年11月からは整形外科の常勤医が不在となっている。

 市が目をつけたのが馬。遠野市は毎年秋に乗用馬の競り市が開かれ、育成調教施設「遠野馬の里」もあり、乗馬を楽しむ環境が整っている。市は遠野病院に常勤医として赴任する医師がいた場合、競り市で日本スポーツホース種などサラブレッドと変わらない体格の乗用馬を購入、贈呈。06年度の同市の競り市で、乗用馬1頭は平均170万円だった。馬の預託料は医師に負担してもらう。「遠野馬の里」に預ける場合は、月6万3000円となる。
(2007年1月11日14時39分 読売新聞)

遠野の病院に就職すると、馬をもらえるらしいですよ!
すごいですね。
えーと馬って欲しい物なんですか? それとも財産として?

2007年1月 4日

LOST

お正月はオンコールでしたので、ちょっと病院に行く以外は自宅に引きこもってDVDを見てました。
で、今回ひたすら見ていたのが「LOST」。
LOST シーズン1 DVD Complete Box

有名なので説明不要かも知れませんが、飛行機事故で無人島(?)に墜落した人たちのサバイバルゲームみたいな話です。とりあえずTSUTAYAで借りられるシーズン1のみ。

で、このドラマ、主人公がジャックという医者なんですが。
四十数名の中たった一人の医者という設定が、見ていてちょっとストレスでした・・・。おあつらえ向きに妊婦はいるわ、多発外傷やら何やらでしょっちゅう呼ばれるんだものねぇ。

2007年1月 1日

謹賀新年。

google2007.gif

今年のgoogle新年ロゴは花火でしたね!
回し者でも関係者でも無いですが、好きです>google
RSSリーダーも Google reader に移行したし、スケジューラもデスクトップもみんなgoogle。今年もついていきます。

ま、それはそうとして。
2007年になりましたね。今朝は外来をやっている夢を見てうなされながら目が覚めましたが、初夢って元旦の夜に見る夢ですよね? 今夜はまったりした夢を見るように頑張ろうと思います。

ともかく、最近更新も滞りがちですが、辞めないと思うので、今年もよろしくお願いします。