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2006年10月31日

日産婦の緊急提言

分娩施設における医療水準の保持・向上のための緊急提言

以下のような提言をすべての分娩施設に対して行うこととする。

1.すべての分娩施設は必要なスタッフを確保し、医療設備の向上に努めていただきたい。

2.分娩施設の責任者は、勤務している産婦人科医師の過剰勤務を早急に是正すべきであり、それが達成されるまでの過渡期においては、産婦人科医師の過剰な超過勤務・拘束に対して正当に処遇していただきたい。

3.上記を達成し、地域の周産期医療を崩壊させないためには、分娩料の適正化が必要である。

是非お願いします・・・。

2006年10月29日

いづるや@栃木市

日光を早々に撤退した後は、足尾などの峠を経由して、おそばを食べるために栃木市の出流へ向かいました。

生コン会社の間を抜けてしばし、「こんな所に店なんてあるんだろうか」と思いながら走っていくと・・・いきなり町が。
出流は、観音様とお蕎麦の町だそうです。
中でも入り口付近にあり、一番人が多そうな「いづるや」に入ってみることにしました。

もう1時過ぎになっているのに、お店の外には待っているお客さんがたくさん・・・。とりあえず名前と人数を言って、しばし待つ・・・。結構待つ・・・。
1時間ほどして、やっと座敷に入れました。ちょっとテンパったかんじの女性が、お客をあちこちのテーブルへ振り分けていました。
さて、5合盛りのそばと、まいたけとミョウガのてんぷら、そして何故か湯葉刺しを注文。
これがまた、なかなか来ない・・・。隣のテーブルの家族なんて、端に置かれたふりかけをなめてましたよ。
都合、店の前に立ってから約2時間後に、やっとお蕎麦にありつけました。

これだけ待っていただく蕎麦。大きなザルに入ってきて、わくわくさせられます。
が・・・ 味はちょっと微妙・・・。こしが今ひとつなのと、太さにばらつきがあるのが気になる。
天ぷらの方はボリュームはあるけど、すごく美味しいと言うものでは無かったです。

次は別の店に行ってみよう。

2006年10月28日

今年も日光へ

今年も日光へ紅葉狩りに行ってきました。
東北道→日光宇都宮道路 までは順調に流れていたのですが、いろは坂は大渋滞・・・。いろは坂だけで2時間くらいかかったかな。でもこれはまだマシで、3時間くらいかかることもあるようです。

そのまま観光もせずに、中禅寺金谷ホテルへ。
去年も泊まったけど、中禅寺金谷ホテルは温泉もあるし雰囲気もなかなか、と結構お気に入りなのです。
夜はメインダイニングでコース料理。
宿泊客はワイン持ち込み可(サービス料1050円)、という情報を得ていたので、今年はワインをお持ち込みしてみました。
持ち込んだワインはこれ。

コースは和牛主体(前菜・牛ステーキ・サラダ・パン・デザート・コーヒー)のものと、牛を少なめにしてスープと鱒がついたものの2種類ありまして。私は和牛主体のコースにしたのですが・・・結構なボリュームでした・・・。翌日ちょっと胃が辛かった。

いつも思うんだけど、ここに泊まってるカップルって不思議な構成が多いような気がする。端的に言うと、「あんたら夫婦じゃないでしょ」と言いたくなるような・・・。大きなお世話だけど、マンウォッチングを楽しみながらお食事終了。

翌朝、お部屋から見た景色もなかなかでしたよ。
今回は、中禅寺付近や奥日光の紅葉が既に終わりかけていたため、早々にいろは坂を下って混雑する日光を脱出したのでした。

2006年10月27日

命を軽んじるはずなんて無いです。

奈良の産婦死亡事件は、かなり多くの波紋を呼んでいる模様です。
テレビや新聞でもちょくちょく報道されていて、それを見るたびに抑うつ状態になってしまう毎日を送っております。
特に、いろんな所で取り上げられているけど産経新聞の社説日刊スポーツの記事は、かなりキました・・・。
ああ、自分たちはこういう風に思われて居るんだと。

一貫した考え方として、「医者がダメだから、命を重く見ていないから、受け入れ病院も見つからず、患者さんが亡くなったんだ」というのがあるみたいです。

命の大切さを感じていない医者なんて居ませんよ・・・。
それどころか、毎日、命の重圧に押しつぶされそうな気持ちですよ。
医者になってから、命に関わる仕事をしているという責任の重みは、日々増すばかりです。
本当は、もう逃げ出したい。もっと有能な人に変わって貰いたい。でも目の前の患者さんを置いて逃げ出すわけにも行かず、代わりもなかなか居ないから、何とか続けている状態です。
そう思っている人は多いんじゃないかな・・・ そして実際に辞めてしまう人も・・・。

10月からドラマ「Dr.コトー診療所2006」が始まりましたね。その主題歌「銀の龍の背に乗って」は、こんなフレーズで始まります。

>あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる
>まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

余程のスーパードクターでない限り、自分の非力がもどかしいと思っていると思います。
「命を軽視している」みたいに、軽々しく言って欲しくない。

■【主張】病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな

 分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦が、19カ所もの病院に次々と転院を断られ、やっと収容された病院で脳内出血と帝王切開の緊急手術を受け、男児を出産した。だが、8日後に亡くなってしまう。問題は病院の「たらい回し」である。

 残された夫は「妻の命をもっと大切にしてほしかった」「今後、同じことが起きないよう妊婦の搬送システムを改善してほしい」と訴えている。

 妊婦は8月7日、奈良県大淀町立大淀病院に入院し、翌日午前0時過ぎ、頭痛を訴えて意識を失った。適切な処置ができないと判断した大淀病院は受け入れ先を探したが、満床や専門医不在を理由に断られ、6時間後、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に運び込まれた。受け入れを打診した20カ所目の病院だった。

 患者を医療設備と専門スタッフのそろった病院に搬送するシステムの欠如がまず問題だ。

 奈良県では高度な医療や緊急治療の必要な妊婦の40%近くが県外に転送されている。厚生労働省が進めているお産を扱う周産期医療をネットワーク化するシステムの導入も他の自治体に比べ、遅れたままだ。

 重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。

 妊婦が最初に入院した大淀病院の誤診の問題も、忘れてはならない。大淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した。当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。

 脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。

 奈良県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査に乗り出した。

 患者を救うのが、病院や医師の義務である。患者中心の医療の基本を忘れているから患者をたらい回しにし、患者不在となる。

 もう一度、医療とは何かをしっかり、考えてほしい。


命を救ってこそ病院:井上真

 命にかかわる緊急事態で医師の治療が切迫しているのに、受け入れ病院が決まらず焦る。誰でもいいからすがり付きたい。わらにもすがる思いだ。

 今年8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で出産中の妊婦が意識不明の重体になった。受け入れ先の病院を探すも、18病院に「満床」を理由に拒否され、妊婦の高崎実香さん(32)は19カ所目の病院で脳内出血と診断された。緊急手術で男児出産も約1週間後に死亡。意識を失ってから処置を受けるまで6時間かかった。

 激しい怒りが込み上げる。拒否した病院の無責任さ、受け入れ先を見つけられず手間取った病院の無能ぶりに対してだ。該当する18病院は高崎さんの死をどう受け止めるのか。「我々以外の17病院も拒否した。責任は18分の1だ」とでも言うのか。「18病院もが受け入れできなかったのだから致し方ない。非常に残念です」。そんな空々しいコメントが容易に想像できる。

 後日、実は新生児集中治療室(NICU)が満床ではなかった病院の存在が明らかになった。その病院は切迫早産で入院中の妊婦のためベッド確保の必要があった、と説明している。理由はあるだろう、いくらでも。後から探せば何とでも言える。できない理由など100でも1000でも探せる。

 難しくても急を要する患者を、厳しい条件下で受け入れ、でき得る限りの治療を施すのが医療人の使命であり義務だ。時間的余裕もあり誰でも治せて、助かる確率が高い患者だけを選んでいるのか? 18病院が受け入れの姿勢を見せていれば、助かる確率は19番目の病院到着時よりも高かった。その事実をどう思うか。

 以前、家族が意識を失い救急車で搬送された。付き添った救急車の中で驚いた。受け入れ先が見つからない。1時間は待っただろう、家の前で。救急車は停車したままだ。隊員は困った表情で「ベッドがいっぱいで入院はできないそうです。どうしますか?」と、1病院ごとにこちらに判断を求めてきた。

 精神的なゆとりはわずかにあったが、緊急搬送の実態を知って焦りは倍増した。「ベッドがどうかは気にしないでください。まず治療を受けられる病院に、それも一番近いところに運んでください」と伝えて、ようやく走りだした。

 信号を無視して突っ走る救急車に乗りながら、ものすごく矛盾を感じた。「ここで急ぐことよりも、もっと根本のところが間違っている」。

 18病院は大淀病院がどの順番で打診したかを知りたがるだろう。そして、早くに打診された病院は「我々に打診された時はまだ重篤ではなかったはず」と言い逃れ、最後の方の病院は「自分たちよりも前に打診された病院の責任が重い」と主張するだろう。

 高崎さんが亡くなり、これだけずさんな実態があらわになった。死に至らないケースはもっとある。とても人を助けるどころじゃない。命を救うのが病院ではないのか。命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ。

2006年10月26日

Dining Plus お試しボックス

Dining Plus という輸入食材屋さんのお試しボックスなるものをお取り寄せしてみました。
これはですね・・・
・ニューヨークチーズケーキ(4ピース)
・ミニクロワッサン10個
・ハーフバケット2本
・ウィンナー8本
・ミュンヘナー ヴァイスヴルスト 4本
・ヴァイスヴルスト専用 スイートマスタード
・パルマ産生ハム 50gパック
・ブロッコリー入り野菜のブーケ 3パック
が入って990円!という破格のお値段のボックスなのですよ。
ま、送料が900円かかるんですけど。

先週末にクール便で届いたので、早速冷凍クロワッサンを焼いてみました。
30分ほど室温で解凍し、その後30分くらいオーブンで焼くのです。
これが結構美味しかった。この位の手間で、焼きたてのクロワッサンが食べられるのなら、十分です。
更にワインのお供として生ハムとヴァイスブルストも頂いてみました。生ハムは解凍するだけ、ヴァイスブルストは解凍してゆでます。
こちらもなかなか♪
またそのうちお取り寄せしたいな(お試しボックスはもう買えないけど・・・)、と思う内容でしたよ。

しかもこちらは、購入するとノースウェストのマイルが貯まるのです。
うーんステキ。てなわけで、ノースのマイルを貯めている方には、よりおすすめです。

2006年10月24日

ドラマのだめ 第二回

真澄ちゃん、結構いいかも・・・。

いつもお世話になってるS.Y.'s Blog さんで、ドラマの全曲リストのサイトを教えて頂きました。
すごく細かい!
使える!

2006年10月20日

奈良事件のつづき・・・

奈良の母体死亡事件については、その後もニュースなどで報道され続けている模様です。
み○もんた氏や古○氏の事件に関するコメント、きつすぎます・・・。

さて、m3.comなどに内部の方からと思われる詳細情報がアップされ、各所に引用されています。これが本当だったら、少なくとも当直医の先生は全力をつくしたといえるかな・・・。不幸な偶然が重なってしまったとしか言いようがないかも知れません。
真偽のほどが分からないので、とりあえずこれについては保留。

そして受け入れる側の病院についても報道され始めました。(記事は続きの方で)
その時点でひとつ空いていたとしても、産科の入院患者さんに早産になりそうな人が居ればこれは「NICU満床」として搬送を断るのが正当でしょう。
だけどこれを読んだ人は、「ベッドがあるのに受けなかったなんて、ここがちゃんと受けていれば助かったかも知れないのに」と思うのだろうなぁ。

県立奈良病院、ベッドあるのに「満床」

 ◆「別の出産に必要」と…妊婦転院拒否

 奈良県大淀町立大淀病院で8月、出産の際に意識不明になった高崎実香さん(当時32歳)が相次いで転院を断られ、搬送先の病院で脳内出血で死亡した問題で、転院を打診された県立奈良病院(奈良市)が、新生児集中治療管理室(NICU)が空いていたにもかかわらず、受け入れを拒否していたことがわかった。当時、当直の産科医もおり、病院内部の一部の医師から「救急搬送される患者の切迫した事態を考えれば、受け入れるべきだった」との声も上がっているが、病院は「NICUが近く必要となる妊婦がおり、判断は適切だった」としている。

 関係者によると高崎さんは8月7日に大淀病院に入院。同8日午前0時ごろ意識不明になり、産科担当医が同県立医大付属病院(橿原市)に受け入れを要請したが満床。付属病院が同2時30分ごろ奈良病院に搬送を打診、当直の産科医は「NICUは満床」と断った。

 問題発覚後、病院内部からの指摘で、調査したところ、NICU9床のうち1床だけ空いていたことがわかった。受け入れを拒否した当直医は「別の妊婦が早産の可能性が高くNICUがすぐに必要になると判断した」と説明したという。この妊婦は8月10日ごろに出産し、NICUでの処置が必要だった。

 奈良病院の平岡克忠・産婦人科部長は「もし受け入れていたら、別の妊婦をほかの病院に搬送することになった」としている。
(2006年10月21日 読売新聞)

だしポット

ある日、ふと、即席だしを使わないでだしを取ろうと思い立ちました。
でも、毎日帰ってからだしを取るのは無理・・・。朝から水に昆布をつけておくという手もあるけど、無駄になるかも知れないし面倒です。
そこで、思い悩んだ結果、「野崎洋光のだしポット」を購入してみました。

だしを取るのが簡単で、楽しいです。説明書通りだと、ちょっと薄めの仕上がりなので、自分は置いておく時間を長めにしています。
ただし、お値段8400円分の価値があるかどうかは・・・人によると思いました。

野崎洋光のだしポット 500ml 000FK0091

2006年10月18日

奈良事件と母体搬送

尾鷲に2人の産科常勤医が決まり、隠岐でも産科が再開したとのニュースを聞いて、まだまだ産科は頑張れるんだなぁ~と思っていた矢先、またもや鬱になる事件が報道されました。

奈良の妊婦死亡(実際には褥婦だと思いますが)事件。本当にお気の毒な事件だなと思います。
一般の争点は、以下二つのようですね。
1,内科医がすすめた(とされる)のに、CTを撮らず診断が遅れた。
2,搬送先が見つからず、搬送までに時間がかかった。

CTうんぬんについては、状況が良くわからないので、何とも言えません。
CTを撮っていれば助かったと思っている人が多いような気がして、報道に疑問を感じる部分は多いですけど。

搬送を拒んだ病院は現在の所、計19病院が判明しているとのこと。

私は、比較的分娩件数が多いのにNICUの無い中規模病院に勤めているので、母体搬送にはしょっちゅう立ち会います。
搬送先を探すのが大変なんですよ・・・。
手順としては、まず近隣の周産期センターを持つ病院の産科医に電話。そこで受け入れ可能かどうか即返事を貰えることは滅多になく、一旦電話を切って、対応してくれた産科医が病棟のベッドや小児科の先生に打診している間、じっと待ちます。
最終的に回答の電話をもらえるまで、だいたい10分から20分くらい。
そこでダメだと分かったら、次に近い病院に電話して、同じ作業を繰り返す。
しらみつぶしです。(その途中で、「○○病院が空いてるらしいよ!」という情報をゲットすることもあり・・・しかし大抵「今、他の依頼を受けちゃいました」と言われる)

まあまあ都会で、受け入れてくれる病院も星の数ほどありそうなのに、全然受けて貰えなくて途方に暮れる事なんてしょっちゅうです。
10件以上に電話することも、日常茶飯事です。というか、5件以内に決まると「今日はラッキーだったなぁ」と思う。
だから私は、搬送を依頼するときは、いつもカルテにどの病院に電話して、どんな理由で断られたかを書いておく。

搬送を受けてくれる側も、本当にみんないっぱいいっぱいでやってるんですよね。
それが分かるから、「ちゃんと受け入れるシステムを作れ」なんて、簡単には言えないです。

妊婦転送死亡:脳内出血見抜けず 遺族への謝罪、検討中--大淀病院長が会見 /奈良

 ◇緊急搬送遅れで妊婦死亡

 大淀町立大淀病院で妊婦の緊急搬送が難航した末死亡した問題を受け17日、同病院は記者会見を開いた。原育史(やすひと)院長(63)は初めて公式に脳内出血を見抜けなかった診断ミスを認めた。しかし、病院の責任を問われると明確な答えを避けた。また、遺族への謝罪も「検討中」と述べるにとどまり、歯切れの悪さはぬぐいきれなかった。(会見での主なやりとりは次の通り)

 --搬送になぜあれほど時間がかかったのか

 けいれんが起きたので産科担当医を呼んだ。(分〓(ぶんべん)中にけいれんを起こす)子癇(しかん)発作を疑った。ここでは対応が難しいので県立医大病院に転送を依頼したが、満床なので医大病院が他の病院への依頼を始めた。異常分〓は医大病院に連絡し、責任をもって受け入れ先を探していただく形になっているが、なかなか見つからなかった。

 --内科医は脳の異状の可能性を指摘していた。その根拠は。また、それでもCT(コンピューター断層撮影)を撮らなかった理由は

 けいれん、いびき、瞳孔が開く状況があり、内科医は頭に何か異状が起こっていると思ったようだ。一方(主治医の)産科医は、頭の中に出血があると血圧が高くなるのに当時は安定しており、子癇発作を疑い、動かすことの悪影響を考えて撮影しなかった。結果的には脳内出血だった。子癇と疑ったことに判断ミスがあった

 --病院の責任は

 遺族と誠実に話し合いを継続している。非常に難しい問題です。

 --謝罪の予定は

 そのあたりも検討中。

 --今後の対応は

 医師研修制度が始まり、大学病院も医師不足になって派遣医師を引き揚げた。ここ(大淀病院)も04年に31人いた常勤医師が今は26人だ。麻酔医も常勤はいない。医大病院を中心にしたネットワークの再確立が必要で、そうなると聞いている。

毎日新聞 2006年10月18日

奈良県警が業務上過失致死容疑で捜査へ 妊婦死亡問題

2006年10月18日

 奈良県大淀町の町立大淀病院で妊婦(32)が分娩(ぶんべん)中に意識不明の重体になり、大阪府内の病院に搬送後、脳内出血で死亡した問題で、奈良県警は業務上過失致死容疑で捜査する方針を固めた。大淀病院は「死亡にいたるミスがあった」と認めている。県警は同病院関係者から慎重に当時の治療内容などについて聴く方針。

 17日に会見した同病院は、ミスの内容として、(1)主治医が、妊婦の意識喪失を失神と判断した(2)妊娠中毒症の妊婦が分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)」と判断し、脳内出血を見抜けなかった(3)そのためCT(コンピューター断層撮影)を撮らず、脳外科の治療を優先しなかった――などを挙げた。

 同病院などによると、主治医が分娩誘発剤を投与した後、妊婦は頭痛を訴え、意識を失った。その後、妊婦の血圧が上昇し、けいれんがひどくなるなど容体が悪化。同病院では対応できなくなったため、他府県の病院に受け入れを打診する間、当直の内科医がCTの使用を助言。付き添っていた家族も頼んだが、主治医は「安静にして受け入れ先が見つかるのを待つ」と聞き入れなかったという。

 また、重体となった妊婦の受け入れを拒んだ病院はその後1病院が新たに判明し、計19病院とわかった。内訳は、奈良県の2病院と大阪府内の17病院。

2006年10月16日

ドラマのだめ 第一回

のだめカンタービレの月9ドラマ版、とうとう始まりましたね!
ネットをざっと見た限りは、否定的な意見も多いようですが、私は結構楽しめました。
ピアノ演奏シーンが良くできてる! のだめ役上野樹里がピアノを弾いている時のあの顔、あの口・・・イメージ通りでした。
千秋やミルヒーも、見慣れれば許容できそう。

#もちろんのだめ16巻はマングースシャーペン付きのやつをゲットしましたよ。一体いつ使うんだよ>シャーペン

追記(10/19) フジテレビのサイトで、のだめバッグが買えるらしいデス。高いですけど。

2006年10月15日

京都でお土産買いまくり。

学会のため京都に行って参りました。
1日目は普通に学会に出席してお勉強して過ごしたのですが、2日目は学会以外のこともやってみました。
まずは早起きして、イノダコーヒー本店へ。ロールパンとコーヒーのセットをいただく。
コーヒーは濃厚で美味しい~。朝にぴったりです。しかし朝っぱらからロールパンに海老フライ(ソース付き)がはさんであるのはどういうことなのか?
次に宿泊先のオークラ(観光シーズンでそこしか取れなかった・・・高かった)に戻り、中のよーじやであぶらとり紙を買いまくり。季節限定のゆずの香り付き、とかいうのも勢いで買ってしまいました。

その後学会でしばらく過ごした後、今度は地下鉄とバスを乗り継いで、平安神宮近くの岡崎神社へ。ここは安産と子授けで有名らしいのです。そこで自分の患者さんたちの安産を祈願。今後の自分の安泰のためにも、とりあえず神頼みです。

次に、近くの平安神宮には寄らずに、祇園へ移動。
八坂神社を素通りして、祇園で目指したのは、やよいです。ここのおじゃこが好きなんですー。
で、まずは併設のカフェで、じゃこパスタをいただく。たっぷりのサラダ、濃厚なトマトスープ、クリームソースのじゃこパスタ、デザート(アールグレイのゼリーでした)、お茶で1365円です。安くて美味しかった。
もちろんお店の方でも買い物。おじゃこ(たくさん)やら煮豆やら・・・。

そして京都駅へ。いつもは学会旅行で買い物なんて殆どしないんですが、何故か今回は買い物スイッチが入ってしまいました。京都駅でもひたすら買い物です。先日行ったモルディブでほとんどお土産を買わなかったから、その反動かな? 京都は良い物がいろいろあって、良いですねぇ。
とにかく駅の伊勢丹でいろいろと・・・。とりあえず基本の八つ橋は、おたべと聖護院を購入。さらに漬け物、七味唐辛子など。
持って帰るのが大変でしたよ。

とりあえず、今年の残りの学会は全部近場だから、お土産購入はしばらくお休みです。

2006年10月 9日

アカハチちゃん

アカハチちゃん=アカハチハゼのことです。
オレンジ色の顔に、水色のラインが入ったハゼ。とても可愛いのでダイバーに人気があります。
昨日、伊豆で会ってきました。可愛かったー。
写真はいいのが撮れませんでしたが・・・。

そんなわけで、伊豆に潜りに行ってきました。天候も穏やかで、水温も23度くらいあり、(私には寒かったけど)なかなかのダイビング日和でした。
3連休の割にはまあまあ空いてました。直前まで天気が悪かったためかな?
会ったお魚は、他に、ハタタテちゃん(ハタタテハゼ)、カミソリウオなど・・・。いかにも秋の伊豆!といった感じで、楽しかったです。
来月までは潜りますよっ。

akahachi.JPG

成城コルティ

成城学園前に9月29日オープンした駅ビル、成城コルティ。ちょっと成城で降りる用事があったので、偵察してきました。

4階建てで、1階は主に小田急OX、2階にファッション小物などのお店や本屋さん(三省堂)、3階はクリニックや美容室、4階にレストランという構成になってます。吹き抜けが大きく、開放感のある作りになってます。

レストランは、フレンチ(シェ松尾)、イタリアン、オーガニック中華、などなど・・・。全体的に駅ビルとしては値段設定が高めのようです。成城という立地を考えて、のことなのですかね。たぶん2000円以下で食べられるのはとんかつ屋さん(かつくら)だけだと思います。ここだけ行列が出来てました。
三省堂書店は結構広くて、使い勝手も良さそうでした。

で、小田急OXは、すっかり高級スーパーとして生まれ変わったみたいです。完全に隣の成城石井を意識してますね。成城石井がつぶれちゃわないかと心配。
見て回るのは結構楽しいです。特に秀逸だと思ったのは、チーズ売り場! 今まで見たどのスーパーのチーズ売り場よりも広いです。専門店のよう。その場で切り売りもしてくれるみたいです。
また買い物に行こうっと。

2006年10月 7日

イレール・ドゥーブル@二子玉川

玉川高島屋南館7Fにある、イレール・ドゥーブルというフレンチのお店でディナーしてきました。
すごく久々のフレンチ。ちゃんと胃もたれせずに完食できるかどうか、ドキドキしながらのお出かけです。

Aコース、Bコース、そしてジビエのコースがあったので、ジビエのコースを頼んでみました。ジビエのコースのメインは鹿のローストでした。
味はなかなかで、どれも美味しく頂けました。何とかデザートまで完食。
ただし、接客が・・・。ちょっと高級感をぶちこわす感じ。フレンチのレストランで、客に背を向けて店員同士で話をしてるってのはどうなのよ。
接客に期待しなければ、満足できると思います。

東京都世田谷区玉川3-17-1 
 玉川高島屋S-C南館7F
03-5797-3041

2006年10月 5日

「医療崩壊」が日経BP・BizTech図書賞

 日経BP社は10月4日,2006年の「日経BP・BizTech図書賞」を決定したと発表した。梅田望夫氏の「ウェブ進化論」(筑摩書房刊),遠藤功氏の「見える化」(東洋経済新報社刊),小松秀樹氏の「医療崩壊」(朝日新聞社刊)の3点が受賞した。

 日経BP・BizTech図書賞は技術と経営の発展に役立つ図書を表彰するもの。2001年に創設し,今年が6回目となる。竹内弘高一橋大学大学院国際企業戦略研究科長が審査委員長を務める。

 「ウェブ進化論」は,米国シリコンバレーで10年以上にわたりIT企業の盛衰を見てきた著者の実体験に基づき,新たなネットの時代を分かりやすく解読した点,Web 2.0時代に日本が抱える矛盾を突いた点が評価された。

 「見える化」は,著者が目にしてきたトヨタをはじめとする現場の豊富な事例を基に「見える化」という切り口を提示し,それを実践する際のアプローチと留意点を具体的に示したことが評価された。

 「医療崩壊」は,小児科医や産科医,外科医など,医療事故のリスクが大きい職種が敬遠されるなどの日本医療の危機的現状を食い止めるには,また医療事故を減らすには,どのような対策をとるべきかをしっかりと提案した点が評価された。

 表彰式は11月13日に行われる。

どのくらいの賞なのかは全く知らないんですけど、とりあえずこれをきっかけに一般の方がたくさん読んでくれると良いですね。 あ、私のリアル知り合いで読みたい方がいらっしゃれば、お貸ししますよ。