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2005年4月30日

箱根でプチセレブな休日

箱根の強羅に最近オープンしたばかりの会員制リゾートクラブに、体験宿泊できることになったため、急遽一泊二日で行ってきました。
朝、病院でちょっと仕事してから、東名に乗って箱根へ。そこは全くの異世界でした。

真新しいホテルに広い部屋。会員制で、しかもまだ第一次会員募集中とあって、GWだというのにものすごーく空いています。ちなみに駐車場を潜入調査したところ、駐まっていた車は、国産高級車2台、ベンツ4台、フェラーリ1台といったところでした。

昼、夜、翌朝とすべてホテル内のレストランで頂きました。レストランは和食と洋食の2種類。夜は鉄板焼きコースにしたのですが、私たちふたりのために一人のコックさんが付きっきりで焼いてくれるし(当たり前なのか?)。肉も軟らかく味もちょうど良く、とても美味しかったです。翌朝はテラスで朝食。自家製パンに自家製ジャムは美味しいし、飲み物ではシャンパンもチョイスできるし(自分的にはリゾートとしての重要ポイント)、至福のひとときでした。
大浴場は温泉で、仕切られた洗い場は8箇所くらいあり、サウナも付いていましたが、いつ行っても貸し切り状態でした。

そしてバンヤンツリーのスパ。これしか客が居ないのに、大丈夫なのかなぁと勝手に詮索してしまいますが。折角だからとスパでトリートメントしてもらいました。すっかり気分はアジアンリゾート。いや、ホントにアジアのリゾートでスパに行ったときよりも(バンヤンツリーじゃなかったけど)、気持ちよかったですよ。トリートメントしてくれる方が日本人だから、というのもありますかねぇ。

と、素晴らしい休日を満喫させていただきました。満足満足。
しかし私たちの経済力では、ちょっと会員になるのは無理そうです。誰か会員になって私を連れて行ってください。ちなみに入会金は、ポルシェ1〜2台分くらいです。こちらです。

2005年4月27日

GW近し。

通勤電車が妙に空いてきた今日この頃。気の早い企業や有給の余っている人たち(って私も相当余ってますけどね、有給)は、既にゴールデンウィークに突入していたりするようですね。

GWは病院もカレンダー通りにお休みです。なので、通常業務は私たちもお休みします。
しかし自分は遊びに行く予定などまるで無く・・・仕事の予定はありです。まぁ、そんな人は世の中に掃いて捨てるほど居ますから、別に羨ましいとか思ってないですよ。
で、とりあえず、何となく医者になってからの自分のGWを振り返ってみることにしました。

医者になって最初のGW、それは確か医師国家試験の合格発表の直後でした。
私たちの時は3月国試、4月発表で、合格発表を確認した次の日から見習いが始まる・・・というような段取りだったと思います。私が最初に配属になったのは産科病棟でした。
GW明けからは研修医としての本格的な仕事が始まる、ということで、毎日病院に行っては先輩研修医(当時すごく偉い人に見えたのだ、これが)に仕事を教わったり、研修医同士で採血や点滴の練習をしたりしていました。

そしてそのGWに初めて知った驚愕の事実。産婦人科の若い医者というのは、ほぼ例外なく連休を当直連チャンで過ごしていたのです。とても綺麗でステキな先輩女医が、「今日はA病院、明日はB病院」といった感じで、でかいバッグを持ってひたすら毎日当直している姿を見て、愕然としました。
ま、今にして思えば「気づくの遅すぎ、何寝ぼけた事言ってるんだよ」ってな感じですが、おバカな私は、医局に入るまで知らなかったんですねぇ。

というわけで、1年目はそのように過ごし、2年目からはひたすらGWを当直で過ごしたのでした・・・。

そして恐ろしいことに、最近のGWはひたすらオンコール(何かあったときのための自宅待機)です。当直は給料が出ますが、オンコールは無償です。
ま、いいんですけどね・・・。

2005年4月23日

「先生」と呼ばれることって。

空を歩く 「あいたたた・・・」 に、またまたトラバしちゃいます。

「先生と呼ばれるのってイヤだなぁ」と思っていたのに、ある日「○○さん」と患者さんに呼ばれると「なにをっ!?」と思ってしまう。
うんうん、わかります。

思えば初めて「先生」って呼ばれ出したのは、(家庭教師などを除くと)学生の病院実習のとき。どの科をまわっても、主に本物の先生から「先生」と呼ばれました。
その時は、「先生になってないのに先生と呼ばないでよっ」と思っていましたけど。

でも、はっきり言って、病院における「先生」って呼称は、単なる便利なものでしか無いんですよねー。名前を覚えて無くても、相手が男でも女でも、とりあえずこれを使っておけば間違いない。
こんな便利な呼び名があるでしょうか。
*但し、教授の中には「先生」ではなく「教授」と呼ばないと不機嫌になる人がいますが。

そんなわけで、あまりの便利さに、すっかり「先生」に慣れてしまいました。この場合の先生は、とてつもなーく軽い意味です。
すっかり慣れてしまったので、患者さんから「○○さん」と呼ばれると違和感を感じてしまうんですよね・・・。
でも私も、「なにをっ」と思わないよう、驕り高ぶらないよう気をつけたいと思います。

ちなみに「お医者様」っていうのだけは、勘弁して下さい・・・。それほどのもんじゃ無いです、絶対。

2005年4月22日

今更ながら「24」1st season

かなり今更・・・ですが、「24」のファーストシーズンをやっと見終わりました。
長かった。途中、10時間くらいのところで、「あと14時間もあるのか~っ」と愕然としたような覚えがあります。

内容は、まあまあといったところでしょうか。何となーく気になって、途中で終わることが出来ません。

しかし、ちょうど18時間くらい見たところで、何気なくアマゾンで「24」DVDについて見ていたら・・・ カスタマーレビューでラストをネタばれさせてる奴が居た!
無防備にも読んでしまいました。
だから、衝撃のラストを楽しむことが出来ませんでした。

全く。ネタばれ禁止だよ。

2005年4月19日

またまた産科医不足問題

もう新聞で「産科医不足」の文字をみつけても、驚かなくなりました。あまりに日常的な話題すぎて、ブログで取り上げる気もしなくなりました。

が、この話題に関しては、ちと思うところあったので触れさせて頂きます。

隠岐病院産婦人科医不足問題: 派遣、来月以降も継続 最悪の事態回避へ--県 /島根

 ◇医師と交渉中

 隠岐病院(隠岐の島町、笠木重人院長)に県から派遣されているただ一人の産婦人科医の期限が4月末で切れる問題で、県は18日、派遣を5月以降も継続すると発表した。現在、相手と交渉中といい、隠岐が「産婦人科医の空白地帯」という最悪の事態は当面の間避けられることになった。
<中略>
 同病院では年間140~150例の分べんを行い、5月以降に出産を予定している妊婦も約15人いるという。産婦人科医が隠岐から消えることで「このまま子どもを産めなくなるのではないか」との不安の声が島内に高まっていた。

 県はこれまで十数人の産婦人科医と交渉。18日会見した正林督章・県健康福祉部長は「厳しい労働環境だが、離島医療に対して理解と情熱を持った人が現れてくれた」と話した。【酒造唯】

ひとりで年間140~150件の分娩に対応するというのは、それは大変なことでしょう。24時間365日オンコールで、しかもそれだけ分娩件数があると、それなりに合併症なども起きるでしょう。今までの医師は49才とのことで、50才になったら出来ないな、と考えられたのではないかなどと、勝手な想像をしてしまいます。

で、最後の文章なんですけど。
「厳しい労働環境だが、離島医療に対して理解と情熱を持った人が現れてくれた」とのコメントですが、結局そういう労働環境って情熱で乗り切るしかないんですね・・・。
でも、情熱だけでやっていくのは大変ですよね。
やはり根本的な解決策を考えるべきかと思ってしまうのですが。

2005年4月17日

期間限定カフェ Peace

二子玉川駅を出て、多摩川の川べりを南方向に約5分歩いたところにあります、オープンテラスのカフェ。とても気持ちいい場所です。
昨日(16日)からオープンしていたようです。
お店の人が、今年は雨の日も開くって言ってました。

まだ中で食べてないので、内容などは今度書きます♪

2005年4月16日

またもや御殿場高原ビール

最近ちょくちょく行っているので、特にレビューすることは無いのですが、またもや御殿場高原ビール(略して「ごてび」)に行ってきました。

今回の目的は、お花見です。
ちょっと標高が高いので、ちょうど今が満開〜やや散りくらい。すばらしい桜を満喫することが出来ました。
お昼ご飯の後、桜のトンネルを抜けて、茶目湯殿というこれまたお気に入りの日帰り温泉に行ったのですが、露天風呂のすぐ横にも桜の木があって、お風呂に入りながらヒラヒラ舞う花びらを観賞するという、素晴らしい一時を過ごすことが出来ました。

そう、穏やかで楽しい時間でした、帰り道の途中で車についた傷を発見するまでは…。

2005年4月15日

医者とゴルフ

医局長の先生が、医師会とのゴルフコンペの人集めに奔走しています。そんな姿に春を感じる今日この頃。
最近は、ゴルフをやる医者が少なくなってきて、参加者を集めるのが大変だそうです。

そういえば、以前は、医者にはゴルフがつきもの、みたいな風潮がありました。
大学時代までにやったことが無くても、2~3年目でちょっと地方の病院に出張に出ると、ほとんどの人がゴルフを始めたものです。(外科系だからかな?) あまりにもゴルフに没頭して、そちらが本業のようになってしまった人も、まぁ稀ですが居たように思います。

だんだん時代の流れでゴルファー人口は減り、最近は医局で話していてもゴルフの話題は殆ど出ません。たまーに、院長が「今度一緒に行こう」と言うくらい(迷惑がられる)。家庭内LANなどの話題の方が主流です。

かくいう私も、ゴルフしない派です。以前は「やっぱりひとつのたしなみとしてやっておくべきか?」などと悩みましたが、最近では全然やろうと思わなくなりました。
だって、ゴルフが出来たら休日返上でコンペに出なければならないんですもん。出来なくて良かった。

2005年4月13日

アウトブレイク

ロビン・クックの「アウトブレイク」という本を読みました。1988年に出版されたものなので、今さら感が漂うかと思ったら、そんなことは全くなく、結構面白かったです。

お話の内容としては、エボラ出血熱がアメリカのあちこちで突如流行し、疫学者の女医さんが危険な目に遭いながらも事の真相を究明する、といったところでしょうか。

しかし読んでて思ったけど、このお話の中では、どの地区で起きるエボラも、初発患者は医者なんですよねー。まぁこのお話では、余計に初発が医者である理由があるのですが。しかしね、やっぱり病院って怖いところですね・・・。(最近ちょっと後ろ向き)

そんなことを考えていたら、こんな記事が。

【社会】50年前のウイルスを誤送-致死インフルエンザ再び?

 1957年から58年にかけて大流行し、世界で最大400万人が死亡したとされるインフルエンザウイルスのサンプルが、保存していた米国の実験施設から誤って全米と世界17カ国の計6500カ所以上の研究施設などに送られていたことが分かった。13日付の米紙ワシントン・ポストなどが報じた。

小説の内容とちょっとだけシンクロして、とても恐ろしく思った瞬間でした。

<追記> なんと実はこのお話のDVDがずーっと前から家にあることが判明。私のバカ…

2005年4月10日

寿司久 瀬田店

砧公園でお花見した帰り、奮発してお寿司屋さんへ行ってきました。
「散歩の達人」でも紹介されていた、寿司久に。

店内はカウンター10席と、お座敷があるのみで、割とこぢんまりした感じ。隠れ家的なお寿司屋さんです。

まずはおつまみをいただきました。鯛やイカのお刺身。美味しかったです。
次に「お任せでお願いします」と言ったのですが・・・ あれ? お任せで出てこない・・・
注文したものしか握ってくれません。外に出ていたメニューには「お任せも承ります」みたいなことが書いてあったのに。仕方ないから、いくつか注文。
味はですねぇ。ネタがしっかりとしていて美味しかったと思います。でも、絶品!というほどでは無いかも。
腹七分目くらいに頂き、ビール小瓶1本と冷酒1本と冷や酒2杯で、ふたりで二万五千円でした。そうしょっちゅうは行けないかも・・・。

しかし、どうしても気になるなぁ。お任せで握ってくれなかったのは、一見さんだからですかね?


住所 世田谷区瀬田4-38-10
電話 03-3708-5530

お花見 in 砧公園

桜が一気に満開になった、しかも良い陽気、ということで、砧公園へ桜の状況を観察に行ってきました。
ちゃんとした花見として、シートやら弁当やらを持って行ったのではなく、あくまで桜の見物。
着いたのが夕方だったので、そこらじゅうに酔って倒れている人たちが居ましたねぇ。

右の写真は本当に桜に包まれた「さくらのトイレ」です。

2005年4月 9日

タイトルバック変更

ものすごーく久しぶりに、ページの体裁を変えました。(変えて貰いました、と言うべきか。)

タイトルバックの写真は、去年の夏に行ったマブールで、島への移動中にボートから撮った海です。私はやっぱり海の写真を見ると癒されるのです♪

ところで、写真の右下に 「You are using なんちゃらかんちゃら」・・・と出ていると思いますが、これはあなたが現在使っているIPアドレスなんですけど、ここにIPv6って出てる人は居るんでしょうか。もし居たら教えて下さい。

抜歯

左奥の親知らずを抜いてもらいました。

世の中の殆どの方と同様に、私は歯医者が嫌いです。ちなみに「かかりたくない科」としては、産婦人科の次、2番手くらいでしょうか。歯の中を削ったりという行為が怖いですよね・・・。(だから婦人科をちゃんと受診する人は偉いと思うよ。)
でも、奥の歯茎のあたりがどうにも痛くなってしまったので、意を決して歯科にかかりました。

痛みの原因は親知らずと指摘され、「次の日に大事な予定が無いときに抜きましょう」と言われたので、土曜日に抜歯することに。

まぁ、抜歯の過程は誰でも同じだと思いますが、局麻して、グイグイと歯を引っこ抜く、と。
いつも思うんですけど、歯医者さんの局所麻酔って、上手ですね。ちゃんと麻酔が効くと、そんなに痛くないですもんね。
そんな感じでやや難航しながらも抜歯終了。ふぅ。歯の根本が途中からL字に曲がっており、ちょっと大変だったみたいです。

しかし当然のごとく、歯医者通いはしばらく続く。

2005年4月 8日

ブログの発音

ただ今、ニュース23を見ていて思ったのですが。
ブログの発音って、今まで私は「ブログ↑」だと思っていたんですけど、ニュース23では「ブログ↓(ブにアクセント)」と言ってるんですよね。

ホントはどっちが正しいんでしょう?

ちなみにモブログは「モブログ↓」だと思ってました。

人生の経験値

流行ってるらしい? いちおう、やってみました。
いくつかのブログをチェックしたんですけど、だんだん項目増えてませんか? これ。
(長くなるので、「続きを読む」で。)

入院 ×
骨折 ○
献血 ○
失神 ×
結婚 ○
離婚 ×
フーゾク ×
しゃぶしゃぶ ○
エスカルゴ ○
万引き ×
補導 ×
女を殴る ×
男を殴る × 平手なら、あり。若気の至り。
就職 ○
退職 ○
転職 ○  医局に所属していて、いろいろな病院に行くので。
アルバイト ○
海外旅行 ○
ギター ○
ピアノ ○
バイオリン ×
メガネ ○
コンタクト ○  ハードもソフトも。
オペラ観賞 ×
テレビ出演 ×
パチンコ ○
競馬 ○
ラグビー ×
ライヴ出演 ○  ライブハウス以上だったら×。
合コン ○   たったの一回ですが。
北海道 ○
沖縄 ○
四国 ○
大阪 ○
名古屋 ○
仙台 ○
漫画喫茶 ×
ネットカフェ ○
油絵 ×
エスカレーターを逆走 ○
フルマラソン ×
自動車の運転 ○
バイクの運転 ×
10Kg以上減量 ×
エステ ○
交通事故 ○
電車とホームの隙間に落ちる ×
お年玉をあげる ×
ドストエフスキー ○  最初の方だけかも。
大江健三郎 ○  予備校の同級生に、その息子が居た。
ゲーテ ×
一万円以上拾う ×
一万円以上落とす ○  盗まれるも経験有り。
徹夜で並ぶ ○   昔アル中(アルフィーの中毒)だったんすよ。恥ずかし。
金髪 ×
ピアス ○
50万円以上の買い物 ○
ローン ○ 
両国国技館 ○  河合塾(予備校)の入塾式でも行った気が・・・。
日本武道館 ○  
日清パワーステーション ×
横浜アリーナ ×
ラブレターを貰う ○
手術 ○  でもこれって手術されたことですよね? だったら×だなー。
選挙の投票 ○
犬・猫を飼う ×  ウサギなら・・・
ひとめ惚れ ×
幽体離脱 ×
前世の記憶 ×
ヨガ ×
OS再インストール ○  MS-DOSでも良いですか?
ヴォイスチャット ×
先生に殴られる ×  叩かれるならあり。
廊下に立たされる ○  正座の方が多かったです。
徒競走で一位 ×
リレーの選手 ×
メルヴィル ×  これ何ですか?
妊婦に席を譲る ○
他人の子供を叱る ×
20歳過ぎてシラフで転ぶ ○  よく転ぶんです。
コスプレ ×
ジャケ買い ×  ジャケ買いって?
同棲 ×  ちょっと微妙。
ストリート誌に載る ×
2m以上の高さから落ちる ×
ものもらい ○
学級委員長 ○
ちばあきお ×
ちばてつや ○
岡崎京子 ○
南Q太 ×
恋人が外国人 × 
治験 ○  「治験を受ける」だと×。
ナンパ ○  相手オジサンでも可なら。
逆ナンパ ×
蒙古斑 △
出産 ×  「出産に立ち会う」だと○。
コミケ ×
飛行機 ○
ディズニーランド ○
一人暮らし ○
スキー ○
スノボ ○
サーフィン ×
フジロック ×
異性に告白 ○
同性から告白される ×
中退 ×
留年 ×
浪人 ○
喫煙 ○
禁煙 ○
酔って記憶をなくす ○
出待ち ×
飲酒運転 ○  もう時効。

2005年4月 6日

男前豆腐

玉川高島屋の地下に、男前豆腐の三和豆友食品限定出店(4月12日までだそうです)していまして、どうやら人気のようなので、私も買ってみました。

先週の土・日とどちらも行ったときには売り切れという人気ぶりで、月曜(4日)にようやく買えた、という人気ぶりです。
買ったのは、「男前豆腐」と「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」の2品。318円と300円です。

まだ「男前豆腐」の方しか食べてないですが。
容器は上げ底式になっていて水が切れるようになっており、さらに豆腐はガーゼか何かで包まれていて、工夫して居るなぁとは思います。
味は・・・そうですね、豆腐に力を入れている居酒屋で、豆腐を頼むとこういうのが出てくるよな、というか。割としっかりした味です。

本社は「茨城県猿島郡三和町」ということです。

2005年4月 5日

病院では胎盤は食べませんよ☆

秘かにのぞき見している小鳥さんのブログに、こんな記事が・・・

胎盤を食べる人

あのー、ほとんどの病院や産科医院では、お産の後に胎盤を食べさせたりはしないですよ。

ただし、助産院や自宅で出産する人にとっては、確かに「胎盤食べ」はポピュラーな行為ですね・・・ 私は食べたことはありせんが、どうやら聞きかじった情報によると
1.産婦のみならず、家族みんな(夫や子供たちと)で食すことも多いらしい。
2.どうやら刺身醤油が合うらしい。
3.味はレバーよりもマグロに似ているらしい。(ホントか知りませんよ、私は食べたことが無いから)

※追加情報があったら教えて下さい。

しかし、あまりにも普通ってことは無い、ですよね、たぶん。

臨床研修医がやってきた

4月になり、うちの病院にも臨床研修医という人がやってきました。
今、産婦人科をまわってくれています。

何故か彼が来てから、まだ普通のお産が日中にありません・・・ このままでは産婦人科の幸せなところが見せられないではないですか。困ったな。その代わりに、危機一髪の緊急帝切があったりして、きっと彼は
「やっぱ産科は、やばいな!」
と思っているに違いない。

でもあれですね、産婦人科に入局している人が相手だと、いろいろと叱ったりしながら教えることも出来るけど、微妙な立場の相手に優しく教えつついろいろとやってもらうのは難しいですね・・・
とりあえず糸結びでも練習してもらうかなぁ。

2005年4月 1日

4月1日から変わること

エイプリルフールではありますが、真面目なネタをもうひとつ。

4月1日から個人情報保護法が施行と言うことで、今日から、病気の告知はまず本人に行い、さらに本人以外(家族含む)に話すときには本人の許可を得なければならないようになりました。
今までは癌の告知などは、進行状態によっては家族にのみお話したり、先に家族にお話ししたりすることが多かったですけど、今度からはそういうのは違法なんだそうな。

あと、明日くらいから、「妊娠中毒症」が変わります。というか、妊娠中毒症という病名が無くなります。

どうしても医師の方に同情してしまう。

大野病院医療ミス:無理な処置で大量出血、医師不足も死亡原因に--県事故調 /福島

 大熊町下野上の県立大野病院(作山洋三院長)で帝王切開の手術中に妊婦が亡くなった医療ミスで、県の事故調査委員会(委員長、宗像正寛・県立三春病院診療部長)は30日の会見で、無理な処置が大量出血を招き、医師不足も死亡の原因になったと結論づけた。【岩佐淳士】
 ◇県「誠意持ち遺族に対応」
 調査報告によると、妊婦は胎盤が子宮内部の筋肉にくっつく癒着胎盤の状態だったため、執刀医は胎盤を子宮から手ではがし切れず、手術用のはさみではがした。
 その間に約5000ミリリットルの出血があり、止血や輸血をしたが間に合わず、心室性不整脈を起こして死亡した。出血は無理に胎盤をはがしたためで、すぐに子宮摘出すべきだったという。さらに、医師不足で、医師の応援や輸血体制が十分でなかったことも要因とした。
 宗像委員長によると、癒着胎盤は2000~4000人に1例程度。はさみで胎盤をはがす方法は通常あり得ないといい、「胎盤の剥離(はくり)が難しい時点でやめていれば助かる可能性は高かった」と指摘している。
 手術は執刀医(産婦人科専門医)と助手(外科医)、麻酔医(麻酔科専門医)と看護師数人で行われた。執刀医は、30代の男性で産婦人科の専門医として、9年目。
 記者会見で県病院局の秋山時夫局長は「今後事故防止に努め、遺族に対して誠意を持って対応したい」と述べ、作山院長とともに頭を下げた。

いろいろな意味で身につまされるニュースがありました。
殆どの人が、これを読んで、「医療ミスで死ぬなんてひどい話だ」と思われるのでしょうね。でも私はどうしても、処置を行った産科医に同情してしまいます。

確かにひどい癒着胎盤に対して、帝王切開中にハサミで無理に剥離するのは、普通はやらない処置ではあるでしょう。
でも、この医師は、(私の想像も入ってるけど)この病院にたったひとりの産科医なんです。まだ9年目なのに、一人で医長をしていて、24時間常に産婦人科の救急に対応し、帝王切開は外科の先生にお願いして一緒にやって貰わなければならない状態です。
手術中に、何か困ったことがあっても、簡単に相談する相手が居ないんです。
「子宮摘出をすれば助かった」というけれど、帝王切開をする患者さんの子宮を取るというのは、結構たいへんな選択です。それこそ、もし後で考えて子宮を取らなくても良かったということになったら、そのことで訴えられることだって十分考えられるし、そもそも帝王切開される患者さんや家族は子宮を取られるなんて(たとえ説明してあっても)夢にも思っていませんし。

どんなにベテランの医師だって、手術の時には結構いろいろな事を助手に確認し、それで安心を得ているものだと思うんです。
それなのにたった一人で常に外科の先生相手に手術する・・・自分がそうだったらと思うと、もう居てもたっても居られないです。
記事の中にあるような、医師の不足が、本当の問題点だと思うのですけど。